12モンキーズ

lightsilver2012-10-09

猿...て怖いよね?
本能忠実に恥も外聞も無くやりたい放題で、平気で同種殺して喰てしまうし...発情期の雌の尻とか節操のなさとか、とても見てらんねえし。
最も怖いと思うのは...目なんだよな。
大抵が...白目無いんだわ。
黒目で覆われてるか、白目部分が真っ黄色なんですわ。
なまじ人間に近いだけに...凄く怖いわ。
どこの国の馬鹿でも最初に口にする揶揄が、猿呼ばわりてのも良く解りますな...ただ、普段の行動規範見る限り、猿に近いのはそちらでは...てのは誰でも解る事。

てな...猿共が騒ぎ踊り狂う作品。
ちと違うか...

12モンキーズ [DVD]

12モンキーズ [DVD]

http://ja.wikipedia.org/wiki/12%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%BA

TRAILER:
http://www.youtube.com/watch?v=CBNMEwNx9x4&sns=em

1995年公開
監督は、『鬼才』デリー・ギリアム...そう、先日挙げさせて頂いた『未来世紀ブラジル』の監督。
主演は、ブルース・ウィリス...そして、ブラッド・ピット

どちらの役者さんもらしくないです。
確かにブラピの狂人じみた演技が新境地とかと評価されていましたが...まあ、風評そのものはジャニタレが汚れ役で注目される程度のものです。
それよりは、独自の纏った個性に安易に頼る演技ではなく、話中の役どころに専念して演じ切った...て事ですかな。
この辺りは、汚れ役演じても全く演技が変わらないジャニタレ辺りとは根本的に違います、て...ああ、最初から比較対象ではないですよね。
すみません。



では簡単に...
何やら『12モンキーズ』と称するどこぞの馬鹿猿共がばらまいた『ウィルス』のせいで人類の9割(リアルな数字だな)が死滅して、生き残りの人類は暗闇の地下に退避して暮らしている近未来...
その世界の罪人である主人公は、その贖罪で、馬鹿猿共の正体と彼らの『陰謀』を探り、『ワクチン』生成に必要とされる純粋な『ウィルス』の入手という任務を課され、出来の悪い『タイムマシン』で過去に跳ばされます。
何度も何度も...そう、成功するまで何度でも...
徐々に現実感を逸し精神が蝕まれる主人公。
そして...というお話。



まあ...この場では、細かい『タイム・パラドックス』の話はいいよな。
着目して欲しいのは、幾度として繰り返される悪夢...輪廻とか呼ばれるものの本質を身近に表現すると、実はこういう事なのではないかいな...て思わせる所ですわ。

馬鹿猿共の『ウィルス』散布の『陰謀』てな辺りとか含みが多過ぎて...なかなかに突っ込みがいかあるんだけど...まあ、いいか。
結局のところ、滅びかけている人類が助かるかどうなるのかは、良く解らない終わり方です。
視聴者側でいろいろ想像してみて下さい...てな感じですな。

そして、主人公は...この無限の輪廻地獄から解放されます。
現実世界での死をもって初めて...
過去の世界で銃弾を受け倒れる際に、偶然(ではないのですが)通行していた幼少時の自分と目が合います。
主人公は微笑み、そして逝きます。
悲劇で終えたとしても魂は救われたて事ですよね...と思います?

とんでもない!
その子供はやがて成長し、主人公がこれまで辿ってきた経験を繰り返す...て事ですわ。
永遠に...



そういや...物事上手く運ぶために何度も過去に戻りやり直して、幸せを掴むてな短編漫画があったけど...いらないか。
あと、私の知人のひとりに...この作品は人間の愛を逆説的に描いたものだ...と力説してるのがいまして、まあ、そういう側面も否定はできないのですが(定番の色恋沙汰もあるし)...ここではこんな感じで。



では。
(頭痛とまんね)