機械仕掛けの神
この場には...あまり関係ない。
ただの言葉だけど、無理矢理絡ませて逝かせる。
何故に気になったかと言うと...前回の絡みで検索でたまたま引っ掛かった平成ウルトラマンをぼけ〜ほけ〜と眺めてて気になり苛ついただけの事。
機械仕掛けの神...デウス・エクス・マキナ(Deus Ex Machina)
てのは...演出や演劇に真剣に取り組んでいる方々は当然理解されている事だけど、ご都合主義の極みとも言える終劇手法の事ですな。
これまでの話の流れや、布石やら伏線無視して、絶対的な強者が現れその場を収めるなり無茶苦茶にして終了〜てな納得できない手抜き手法ですわ。
古典演劇の場合、舞台装置で動かされる神さんだったのですが...現代コンテンツとなると神さんではなく別のメタファで現れる事も多いですわな。
代表例が...週刊漫画連載の打ち切り。
ちと違うか...
まあ...掲記のウルトラマンやら水戸黄門やら、伝説となったドリフのコントも、最初のエヴァンゲリオンも皆似たようなもの。
エクス・マキナ(Ex Machina)と聞くと、個人的には、かつてフランスにあった超一流の世界的CGプロダクションを思いだすのですが...
今の人達は、例えばこれ。
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萌え〜ヲタ〜腐女〜!
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戦時戦場下、サイボーグとなった主人公と恋人の女兵士の、戦闘あり恋愛あり、悲劇ありの、エッセンス詰め込んだグタグタ劇のようですな...苛つく。
まあ...確かに人を惹き付ける言葉ですな。
人を遥かに凌駕し完全無欠な存在である神...それが、不整合で不調和、例えば歯車やら駆動系の故障が多そうな機械仕掛けでできている矛盾や落差。
単純に人間の身勝手で傲慢な自己正当化や自己満足に過ぎないのかも知れないが...
手塚治虫が描くとこうなる。
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さらに凶悪に映像化。
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オレンジの方は、イギリスの小説家アンソニー・バージェス原作。
巨匠スタンリー・キューブリック監督。
どちらの作品も、近未来舞台の全体主義...世界社会主義の管理社会の悪夢を描くディストピア作品...詳細解説は他サイトご参照。
新世界秩序...などと言うものが急速に現実味を帯びた昨今、単にコンテンツ作品の中だけに留めてはいられない状況ではある。