胡蝶の夢

lightsilver2012-09-22

完全に現実逃避の息抜きダレのカス状態だな...まあいい。

ところで...1日1件が縛りのようなので、日を前倒して抜いてんだが、静止画アップが出来ないとか更新対象の記事がずれたりとかアフィリエイトが直接的に載らないとか...何かと不都合があるようだ。

しっかりせんかい!
...と文句言いたいところだが、無料個人ブログのシステム品質なんざこの程度のもの。



さて...胡蝶の夢
言葉として...幻想的で人を惹き付け魅了する言葉ですな。
なので...表向きの字面で、自らの作品を粉飾する阿呆な連中も出てくるというものだ。

ファンの方々には大変申し訳なく思う訳だが...
大黒摩季とか
橋本美香とか(誰よ)
杉本恭一とか(誰よ)
何を考えたか...震災『復興』支援某で、この老荘思想を代表するキャッチコピーの冠曲をぶちあげたとか。
大丈夫か?
強引に左に寄せてるとか、使い方間違えてないか?


荘子―古代中国の実存主義 (中公新書 (36))

荘子―古代中国の実存主義 (中公新書 (36))

昔者、荘周夢為胡蝶。 栩栩然胡蝶也。 自喩適志与。
不知周也。 俄然覚、則遽遽然周也。
不知周之夢為胡蝶与、胡蝶之夢為周与。 周与胡蝶、則必有分矣。 此之謂物化。

まあ...荘周ていう社会組織の敗北者が現実逃避の妄想で、蝶になる夢を見て自我を忘れ楽しい思いをした...と。
夢から醒めたとき、あれは自分が蝶となった夢だったのか、蝶が自分になった夢だったのか解らなくなった...ていう寓話。

さて、この思想家さんはこの寓話で思想的な何を伝えたかったのか...多数様々な解説があるので、ここでは触れない。
皆、好き勝手に論じており読めばそれなりに楽しい。
興味がある方はご参考に。
映画マトリクスとか...キリスト教的価値観に加え、この辺の思想的影響もろに受けてるんだろね...また、別の機会にでも改めて。

取り敢えず...こちらでは虚実の狭間、現実の中の虚構や非現実、或いはその逆...その境界の不明瞭さや認識の危うさ、それらを為す目に見えない仕組みたいなものが面白い...て事でよろ。


おまけ...
大御所の冠作品。

胡蝶の夢

胡蝶の夢

あと、大巨匠フランシス・コッポラ監督
コッポラの胡蝶の夢』てえのがありまして...これはこれで、また別の意味で面白い。

ご紹介のみにて。