アザーズ

この手のネタならいくらでも書けるな．．．４・５年は保ちそうなストックは有りそうな気が．．．
無責任に他人様の作品に難癖つけるだけだし、ど阿呆な表現でいいから作文も楽だわ。

しかし．．．どうしたものやら．．．

アザーズ [DVD]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%82%BA

TRAILER:
http://www.youtube.com/watch?v=Vu494-Dr5po&sns=em

ニコール・キッドマン．．．佳い女だねえ（すっかりオバサンだけど）
貧乏神背負ったような幸薄そうな暗さがたまらんね．．．トム・クルーズの元嫁。
本作の製作総指揮はトム・クルーズ．．．てかあ。
芸事売りにしてる連中の下半身が緩いのやら薬物依存やらは分野や格を問わず万国共通．．．日本も大差ない。
しかも、トム・クルーズてのは．．．あれだからなあ．．．
（監督は、アレハンドロ・アメナーバルてスペインのもの凄い方ね．．．念のため）

まあ、内容や詳細解説は多数ある他サイトに任すとして．．．
はっきり言ってスリラー作品ともホラー作品とも呼べない地味〜な作品です。
貞子も、口裂けもテケテケも、フレディもジェイソンも、ゾンビもでてきません。

出演者らの演技（特に顔芸）と、陰影のコントラストやフォグ（ぼかし）、理不尽ながらも美しい映像演出のみで、心理的・精神的な恐怖を表現しています。
素の流し見なら．．．多分よく寝れますな。

ズバリ、ネタバレ。
登場する主人公家族．．．母親と子供２人は既に死んでいます．．．無理心中てところで。
残留思念だか地縛霊だか、その辺はよく解らないけども、物語の全てが死者視点での出来事という事。

生者の日常の営みは不可解な出来事と感じ、既に悪霊化した連中は、悪意を持って『普通』に超自然かつ理不尽な力を行使する．．．
生者は死者の夢を、死者は生者の夢を見る。
何とも名言ですな。

本作の数年前に『シックス・センス』という大当り名作があり、死者視点と生者視点を混在させた構成でしたが．．．個人的には本作に軍配を挙げたい。
地味〜だけど。

ああ．．．蛇足だけど、クリエイター気取りの糞共が、この辺のエッセンスだけ抜きとって調子こいてるのがいるけど．．．創る意志は素晴らしい事だが、創る資格を獲得できてるか否かは別問題。
冷静に自己分析したほうがよい。